2017年2月20日月曜日

調布のオフグリッドハウス「えねこや」見学ツアー、開催しました

みなさま こんにちは。みたか市民協同発電です。

今日は2月12日(日)午後に行われた<みたか発電 正会員限定ツアー>、
調布のオフグリッドハウス「えねこや」の見学ツアーのご報告をいたします。


「えねこや」とはみたか発電の会員でもある調布の建築士、湯浅剛さんが
昨年、空き家を買い取り改築した建物です。
自然エネルギーを活用されていて、ソーラーパネル発電、太陽熱温水器を設置。
今の時季の暖房としては三重ガラス構造、ペレットストーブ、室内空気循環システムを
採用しているとのことでした。
普段、どのような過ごし方をされているのか、興味深々で正会員+スタッフの
9名で訪れました。

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 この日は北風が吹いて寒かったのですが、
 「えねこや」の中はペレットストーブのおかげで
 とてもあったか。『心地よい』という表現が
 ぴったりでした。

 また、三重の木製断熱サッシが外の冷気をシャッ
   トアウトしていて、窓のすぐそばに座っても全く
   外の冷気を感じませんでした。

 「えねこや」は二階建てですが、床下から二階ま
   で伸びたダクトが室内の空気を循環させて室温を
   一定に保っているとのことでした。


 もちろんエネルギーはすべて自給で、太陽光パネ
   ルと温水器で作られていました。いろいろと工夫
   されています。
 太陽光パネルで作られた電気は、フォークリフト
   用のバッテリーに貯められていました。

 「えねこや」は3.11のあとにエネルギー問題を考
    える中で、自分たちでエネルギーが作れないだろ
  うか、と昨年建てられました。
    普段は建築士の湯浅さんの事務所として使用され
    ていますが、省エネ、創エネのワークショップを
  開催したり、災害時には拠点としての活用も目指
    しているということです。


えねこや代表、建築士の湯浅 剛さん
~この日ツアーに参加されたみなさんの感想です~



★えねこやは床に日本のカラマツが使われる
   などしている。省エネももちろんだが、外
   国産の材料を使わず、国内産のものにこだ
 わった作り方をしているのも面白いと思った。
 珪藻土の壁塗りや井戸掘りなどはワークショ
 ップ形式で行われ、大勢の人が参加したという。
 そんな試みも楽しい。みんなで作り上げると
 いう意識を共有することが素晴らしい。


★とても快適な事務所で、今後もたくさんの方に
 見学体験していただくとよいですね。


★エネルギー的に自立していること
 ももちろん感動したが、家を減築
 していることや、あるものを有効
 活用していることなどにもとても
 興味がわき、負荷をかけずにでき
   る、我慢しない生活に強い魅力
   感じました。我が家も築17年を
 迎えようとしおり、そろそろ
 エネルギー関連リフォームも
 考えなくては。



★多大な熟考の末の、少しの工夫で
 外部からの電力はほぼ必要なくな
 ることが実感できました。
 このような取り組みが社会の中で
 どんどん取り入れられていくとい
 いなと感じました。





最後はえねこや前で参加者全員で記念撮影!
湯浅さん、えねこやの説明をしてくださった菅野さん、
様々な取り組みを地域で行っている大村さんも一緒に写真におさまりました。
どうもありがとうございました。