2019年1月7日月曜日

みたか発電 2018年10月下旬からの活動報告

こんにちは、みたか市民協同発電です。
いつも私たちの活動に関心をお寄せいただき、ありがとうございます。

新しい年になりました。
まとめてのご報告、少しおそくなりましたが、
2018年10月下旬からの私たちの活動報告を行いたいと思います!


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◆10月28日(日)三鷹市・冨澤ファーム 見学会◆



 三鷹市の北野の富澤剛さん(写真・左)は農業を通じてコミュニティビジネスやソーシャルワークを進めている若手農家さんです。
 今年8月に八王子のユギムラ牧場で開催された『「里山のある暮らし」からエネルギーを考える』という多摩エネ協主催のイベントで知り合いました。富澤さんは講師の井筒耕平さんの西粟倉でのバイオマス事業のお話を聞いて、『エネルギーの地産地消も意義がある』と関心をもったそうです。温暖化防止や環境保全のためのエネルギーの地産地消は私たちみたか発電の活動とも大いに通じ合うところがあり、ぜひ一度富澤ファームに行って見たいということになりました。 


 見学当日はお天気にも恵まれ、畑で堆肥や減農薬、収穫間近な野菜の話などを伺いました。「江戸東京野菜コンシェルジュ」の冨澤さんは、内藤トウガラシの普及活動をされているということです。



 その他、冨澤ファームでは30種以上の野菜を栽培し、それらは地域や学校給食で使われています。保育園や小学校とも連携をとり、野菜の苗の植え付けや収穫の体験の場を提供しているそうです。
 この日はみたか発電から7名、こがねい市民発電の佐野さん、調布・えねこやの菅野さん、そしてICUの学生さん2名でおじゃましました。ICUの学生のお二人は以前から冨澤さんとお知り合いで、大学で地域野菜を紹介して広める活動をされています。
 希望のある都市農業を感じた見学会でした。

◆11月18日(日)む~ソーラー主催 
 「千葉県匝瑳市 市民エネルギーちば 収穫祭バスツアー」◆

 2018年2月に、みたか発電で匝瑳市の市民エネルギーちばのソーラーシェアリングを見学に伺った時に『秋に収穫祭がある』と聞き、武蔵野市のむ~ソーラーのバスツアーに参加しました。

 2013年の匝瑳メガソーラーシェアリングの開所式には歴代総理3名が出席されるなど、新しい農業の方法として注目されました。地方の過疎化と高齢化による耕作放棄地や荒廃農地が全国的に増えている今、ソーラーシェアリングはその解決法のひとつだと、産みの親である長島 彬さんは収穫祭でお話してくださいました。農水省の役人の皆さんもその可能性を述べていました。都市農業では生産緑地法により、簡単にはソーラーシェアリングができないそうですが、災害対策としての「安全緑地」という考え方で、エネルギーと食の確保として自治体が動いてほしいとおっしゃっていました。
 農地や林がどんどん宅地になっていく地元・三鷹を見ていると、環境面でもどうにか保存してほしいです。ソーラーシェアリングは未来への選択のひとつだと感じました。会場では移住してきた若者と、地元農家の方たちとのコラボでおみこしを担いだり、かっこいい太鼓の演奏などで盛り上がっていました。

◆11月23日(金・祝)第2回 みたかエコカフェ
 「シェア☓多世代共生☓空き家 ~暮らしをシェアする新提案~」

  広く「環境」をテーマにゲストをお招きしてお話をうかがう「みたか エコカフェ」。 三鷹市市民協働センターで開催した第2回の講師は、小川カノンさんです。



 小川さんは2018年6月の三鷹中央通り・Mマルシェでのみたか発電主催イベント「エコマルシェ」にボランティアとして参加してくださいました。

現在は、認知症デイサービス、保育所、地域の寄り合い所の3事業を行うNPOで保育士として勤務しながら、「暮らしのラボ」の代表としても活躍されています。

 活動のきっかけは、認知症のお年寄りが幼児と触れ合うことで笑顔を取り戻し、また、幼児もお年寄りと接することで成長するのを見て、改めて人と人とのつながりの大切さ感じたことだとおっしゃっていました。

 大きな震災を経験して、私たちのモノや暮らしに対する考え方は変わってきています。
所有ではなく、共有することで人と人が繋がっていく、そんな暮らしを目指している小川さんに、「空き家を活用して多世代が共生する新しい暮らし」の提案をしていただきました。

<参加者の感想・抜粋>
・具体的でわかりやすい。心強く思った。
・シェアする暮らしの必然性や社会背景がよくわかった。
・優しさとそして行動力が素晴らしい。
・いろんな人が集まり支え合う場作りの試みが面白い。
・「めんどくさいことをあえてやる」つながりを作っていくことに共感。
・日本社会の地域コミュニティと個人の生活との関係の変遷などが
 きちんと押さえられている。
大いに希望が持てた。


◆12月17日(月)聖徳学園理科特別授業 ◆


 2018年度も聖徳学園の小学4年生を対象にした理科特別授業を開催することができました。2クラス、各90分の授業です。

※この授業は持続可能エネルギー環境研究会、NPO法人むさしの市民エネルギ-、国際基督教大学生、保護者のみなさまのご協力で行われました。

 

 1部は体験学習、2部では地球温暖化学習&グループディスカッションという構成です。前回も活発な生徒の皆さんの声を聞くことができましたが、今年の皆さんはさらに積極的で、長い90分授業も最後まで元気いっぱいに取り組みました。
 皆さんに書いていただいたアンケートを見ても、ほとんどの方が「とてもよい授業だった」と書いてくださっていました。嬉しいことです。
 グループディスカッションでは、地球温暖化問題を止めるにはどうすればいいか、自分たちの問題として真剣に考えていました。


■グループディスカッションでの意見には以下のようなものが!■

「なるべく車などを使わずに公共の自動車や歩かなければいけない」という意見。やっぱり車にたよりすぎているなと感じ、なるべく車を使わないように心がけようと思った。

・ 
原子力を使うと言っているグループがありましたが、原子力は危険(特に浜岡原発)

・ 省エネをして使う電気量を少なくする意見がたくさん出た。今日から省エネを心がけよう。

・ 
火星に移住するというアイディアがグループから出ておもしろかった。

・ 
ガスやガソリンなどを使わないようにするためにいろんな所にソーラーパネルをつけたり、
 太陽光発電、水力発電、風力発電などをした方がいいと思った。

・ 普段の生活にも地球温暖化が関連していると感じた。



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2019年もみたか発電は元気に活動を続けていきます。
よろしくお願いいたします!