2018年3月29日木曜日

みたか発電 1月から3月の活動報告 その3 3月14日(水)聖徳学園小学校で理科特別授業開催

みなさん、こんにちは。みたか市民協同発電です。

私たちの活動報告、次は3月14日(水)に開催しました
聖徳学園小学校での「理科特別授業での環境授業」についてです。
昨年の明星学園小学校での特別授業に続いて2校目になりました。

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☆3月14日(水)みたか発電 聖徳学園小学校で理科特別授業☆

『地球温暖化を防ぐために私たちができることは … 』
~対象は4年生2クラス、保護者にも参加してもらいました~

 昨年の明星学園小学校での特別授業に引き続き、
 聖徳学園小学校でも4年生理科特別授業として

 環境授業をさせていただく機会を得ました。
   授業は持続可能エネルギー環境教育研究会(SEEES)、

 む~ソーラー、PV-Netに協力してもらい、当日はICUの学生お二人が
 ボランティアとして手伝ってくれました。


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授業は三部構成で行われました。

一部の「2100年の天気予報」でスクリーンに
<東京の最高気温>が「44℃」と出ると
「え~っ!ウソ!」という大きな悲鳴が
あがりました。
4年生の皆さんの多くは2100年には
まだ生きていると分かり、
これは他人事ではないと感じてくれたようです。


二部では自転車を漕いで発電したり、
LEDと白熱灯の消費電力を較べて、
省エネのすごさを知りました。
                 




また模型のソーラーハウスコーナーでは、ソーラーの

ない家への電気のシェアリングを体験し、
地域エネルギーについても考えました。

そして「自転車発電」のコーナーでは指導員が
「あともう少しで80w!テレビが見られますよ」
と言うと夢中でペダルを踏む児童、応援する児童で
盛り上がりました。
電気をつくるのは大変だと実感してくれたようです。






三部では、地球温暖化を止めるための
アイディアをグループで考え、
 それぞれがポストイットに書いたものを
班ごとに発表しました。

 いくつか意見を紹介すると…


 ◆フィットネスクラブで自転車発電をする
 ◆電車のブレーキ摩擦で発電する
 ◆帽子にソーラーパネルを付ける
◆うんちで発電
 ◆道路にソーラーパネル
 ◆二酸化炭素を吸収する加湿器


などなど面白いアイディアがたくさん。
皆さんのアイディアの中には、もう製品になっているものもあります。

授業終了後のアンケートでは

 ◆また授業をしてほしい
◆これからもがんばってください
◆わかりやすく、楽しかったです

など、励ましの言葉もたくさんもらいました。
授業後のアンケートにはなんと82%の人が「とても良かった」と書いてくれました。
*授業で使ったソーラーハウス、エコハウスの模型は持続可能エネルギー環境教育研究会(SEEES)の
 教材を使用しました。

■ みたか発電 事務局 ■


みたか発電 1月から3月までの活動報告 その2 2月17日(土)千葉県匝瑳市・メガソーラーシェアリング見学会

みなさん、こんにちは。みたか市民協同発電です。

1月から3月までの活動報告、次は2月に開催した初のバスツアー、

千葉県匝瑳市の「市民エネルギーちば」さんを訪ねて行った
「メガソーラーシェアリング見学会」の報告です。


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☆2月17日(土)みたか発電 バスツアー☆

メガソーラーシェアリング見学会(千葉県匝瑳市・市民エネルギーちば)
いま、注目されている「ソーラーシェアリング」とは
太陽光発電をしながら農作物をつくる方法。
太陽の光を作物と発電の両方に活用(シェア)しようというものです。
日本の農業の未来が変わるかもしれません。

見学時には大麦がソーラーパネルの下ですくすくと育っていました。
目下、地ビールを開発中だそうです。
真夏はパネルの陰で農作業もやりやすい、とのこと。
この新しい試み、「ソーラーシェアリングと有機農業の融合」について
市民エネルギーちばの皆さんからお話をお聞きしました。
メンバーの皆さんは熱く語ってくださり、明るい未来が見えるようでした。


☆ツアー参加者の感想から☆

・耕作放棄地をソーラーパネルで埋め尽くすのではなく、スリムなパネルを並べ 耕作を継続するアイデアはなるほど!と納得しました。
 情熱を持って人を巻き込む人、アイデアを形にする人、思いを持ち共感して働く人
 いろいろな人の出会いがエネルギーを生み出し、メガソーラーという形に
 なったのだと納得しました。

・一番の印象は「大規模な施設にも関わらず畑や景観と調和している」と
 感じたことです。
 山梨あたりで見かける空地や尾根の斜面のパネルは、50Kw程度でも無機質で
 少し違和感を覚えていましたが、こちらのソーラーシェアリングのパネルは
 ぶどう棚などのように「畑の上に棚がある」風景に見覚えがあるせいか、
 まったく違和感を感じませんでした。これなら多くの人が受け入れることが
 できると思いました。

・日頃から耕作放棄地での大型ソーラー発電には「何か違うな」という感を
 持っていましたが、匝瑳市の農業とのコラボで行う発電所には感激しました。
 農地の壮大さ、人工物の少なさにも心が癒されました。

・単に発電設備建設を実現させただけではなく、農地の再生をベースに、
 地域まるごとの再生というビジョンがきっちりと描かれていることに
 感銘を受けました。

・エネルギーだけでなく、食への取り組み、都市とのつながり、地域の発展、
 さらにはランドスケープやデザインに至るまで良く考えられていると思いました。
 また、それぞれの取り組みが理論的な根拠に基づいていることも分かりましたし
 手作りで進めている点は非常に勉強になりました。
 現地を視察することが何より意味があると思っており、説得力を持ちました。

・聞くのとみるのとでは大違い。スケールの大きさ、作りの堅牢さ、規模、
 そのどれにも驚嘆しました。約3億円という出資を市民・城南信金・農家・
 土地所有者の見事なつながりで実現されており、あらためて敬意を表したい。

・環境型の地域づくり という資料のタイトルだったが、その名の通り、
 農家・企業・住民を巻き込んでの流れをつくられたその功績は
 目を見張るものがあった。耕作放棄地がソーラーシェアリングで
 生まれ変わる様子には感動を覚えた。
 将来の展開事業をみても、期待の持てるものが多く、考えるだけで
 わくわくする。地域起こしのお手本として注目していきたい。

・太陽から電気と野菜をつくるソーラーシェアリング。ここに至るまでの話を聞いて
 感動した。さらに「収穫祭」や「農村民泊」「地ビール」など特産品開発など
 魅力ある事業を進めているのもすごい。
 東京とは距離も近いし、おしゃれで夢あふれるこの取り組みは
 必ず若い家族や元気なお年寄りを魅了することだろう。

・ネットでは知っているつもりだったが、ソーラーシェアリングを実際に見学し、
 詳しい説明を聞いて、自分の知識の低さを痛感した。
 様々な困難を乗り越えるために人材を集め、協力者や関係団体などの理解を
 粘り強く得ていったことがよくわかった。

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好評だった見学バスツアー、今後も計画したいとメンバーから意見も出ています。
次回のバスツアーにはあなたも参加してみませんか?


■ みたか発電 事務局 ■


2018年3月26日月曜日

みたか発電 1月から3月までの活動報告 その1 1月28日(日) 前 真之さん講演会開催

みなさん、こんにちは。みたか市民協同発電です。

早いもので、もう3月も終わり。
今年は桜の開花も早く、ちょうどこの時季、お花見を楽しんでいらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

さて、私たちみたか発電も1月から3月までいろいろな活動を進めてきました。
ブログでタイムリーにご報告できなかったものもありましたので、
ここでイベントごとにご紹介します。

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☆1月28日(日)前 真之さん講演会☆「エコハウスのウソから学ぶ 本当の エコ とは」  三鷹市市民協働センター 14:00~   


   

「エコハウスのウソ」の著者である 前 真之(まえ まさゆき)さんを講師に迎え、
くらしの中でどのように工夫すればエネルギーの無駄にならないか、
「本当のエコ」とは何か、をうかがいました。

今年の冬は特に寒いと言われましたが、東京も1月は大雪に見舞われました。
家の中にいても床から深々と冷えて来て、いくら暖房をつけてもどこからか冷気が…。
前先生は広島に住むおばあちゃんの家を例に、日本の古い家屋がいかに寒いかを
サーモグラフで示してくれました。
これが実にわかりやすい!
まずは気密性、断熱性を高めることが何より大事です と先生はおっしゃいます。
ムダな暖房を使わずに済む、温めた空気が窓やドアからどんどん逃げてしまっては
勿体ない!地球温暖化の原因にもなるCO2もたくさん出してしまう。
改善のためには、「窓を二重にすることやアルミサッシではないものを材料とした
窓を選ぶこと」とのことでした。
エコな電化製品をたくさん購入して増エネ(!)するよりも、まずは窓や床など
基本的なものをリフォームした方がよいことがわかりました。

講演会に参加された方々の感想です。(アンケートより)

◆新築はできないが、リフォームでできることがたくさんあることがわかり、
 おもしろかった。

◆高度成長期に家がたくさん建てられたが、エネルギーをどんどん消費し、
 気密性や断熱性に欠けるものがほとんどだった。
 これまで快適さを追求する日本のくらしの文化が育たなかったことを知った。

◆福島の仮設住宅の例が出ていたが、木造建築とそうでない新建材では
 寒さの感じ方が違うのを知った。木のぬくもりが被災者を少しでも
   温めるのではないかと思った。


◆ほんとに目からウロコ。とても勉強になりました。
自分で努力して知識を深めることが重要だとつくづく思っています。
 もっとゆっくり時間を掛けて前先生のお話を伺いたかった。

◆今後の参考になりそう。多少はエコな生活ができそうです。

◆わかりやすく楽しくてよかった。サーモグラフ動画は特にわかりやすい。




最後に先生とみたか発電スタッフで記念撮影!
前先生、またぜひお話を聞かせてください。ありがとうございました。

■みたか発電 事務局■