2018年3月29日木曜日

みたか発電 1月から3月までの活動報告 その2 2月17日(土)千葉県匝瑳市・メガソーラーシェアリング見学会

みなさん、こんにちは。みたか市民協同発電です。

1月から3月までの活動報告、次は2月に開催した初のバスツアー、

千葉県匝瑳市の「市民エネルギーちば」さんを訪ねて行った
「メガソーラーシェアリング見学会」の報告です。


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☆2月17日(土)みたか発電 バスツアー☆

メガソーラーシェアリング見学会(千葉県匝瑳市・市民エネルギーちば)
いま、注目されている「ソーラーシェアリング」とは
太陽光発電をしながら農作物をつくる方法。
太陽の光を作物と発電の両方に活用(シェア)しようというものです。
日本の農業の未来が変わるかもしれません。

見学時には大麦がソーラーパネルの下ですくすくと育っていました。
目下、地ビールを開発中だそうです。
真夏はパネルの陰で農作業もやりやすい、とのこと。
この新しい試み、「ソーラーシェアリングと有機農業の融合」について
市民エネルギーちばの皆さんからお話をお聞きしました。
メンバーの皆さんは熱く語ってくださり、明るい未来が見えるようでした。


☆ツアー参加者の感想から☆

・耕作放棄地をソーラーパネルで埋め尽くすのではなく、スリムなパネルを並べ 耕作を継続するアイデアはなるほど!と納得しました。
 情熱を持って人を巻き込む人、アイデアを形にする人、思いを持ち共感して働く人
 いろいろな人の出会いがエネルギーを生み出し、メガソーラーという形に
 なったのだと納得しました。

・一番の印象は「大規模な施設にも関わらず畑や景観と調和している」と
 感じたことです。
 山梨あたりで見かける空地や尾根の斜面のパネルは、50Kw程度でも無機質で
 少し違和感を覚えていましたが、こちらのソーラーシェアリングのパネルは
 ぶどう棚などのように「畑の上に棚がある」風景に見覚えがあるせいか、
 まったく違和感を感じませんでした。これなら多くの人が受け入れることが
 できると思いました。

・日頃から耕作放棄地での大型ソーラー発電には「何か違うな」という感を
 持っていましたが、匝瑳市の農業とのコラボで行う発電所には感激しました。
 農地の壮大さ、人工物の少なさにも心が癒されました。

・単に発電設備建設を実現させただけではなく、農地の再生をベースに、
 地域まるごとの再生というビジョンがきっちりと描かれていることに
 感銘を受けました。

・エネルギーだけでなく、食への取り組み、都市とのつながり、地域の発展、
 さらにはランドスケープやデザインに至るまで良く考えられていると思いました。
 また、それぞれの取り組みが理論的な根拠に基づいていることも分かりましたし
 手作りで進めている点は非常に勉強になりました。
 現地を視察することが何より意味があると思っており、説得力を持ちました。

・聞くのとみるのとでは大違い。スケールの大きさ、作りの堅牢さ、規模、
 そのどれにも驚嘆しました。約3億円という出資を市民・城南信金・農家・
 土地所有者の見事なつながりで実現されており、あらためて敬意を表したい。

・環境型の地域づくり という資料のタイトルだったが、その名の通り、
 農家・企業・住民を巻き込んでの流れをつくられたその功績は
 目を見張るものがあった。耕作放棄地がソーラーシェアリングで
 生まれ変わる様子には感動を覚えた。
 将来の展開事業をみても、期待の持てるものが多く、考えるだけで
 わくわくする。地域起こしのお手本として注目していきたい。

・太陽から電気と野菜をつくるソーラーシェアリング。ここに至るまでの話を聞いて
 感動した。さらに「収穫祭」や「農村民泊」「地ビール」など特産品開発など
 魅力ある事業を進めているのもすごい。
 東京とは距離も近いし、おしゃれで夢あふれるこの取り組みは
 必ず若い家族や元気なお年寄りを魅了することだろう。

・ネットでは知っているつもりだったが、ソーラーシェアリングを実際に見学し、
 詳しい説明を聞いて、自分の知識の低さを痛感した。
 様々な困難を乗り越えるために人材を集め、協力者や関係団体などの理解を
 粘り強く得ていったことがよくわかった。

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好評だった見学バスツアー、今後も計画したいとメンバーから意見も出ています。
次回のバスツアーにはあなたも参加してみませんか?


■ みたか発電 事務局 ■


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